2024年10月26日 損害保険労働組合連合会(損保労連)

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依頼内容

  • 昨年の研修と同様(受講者は昨年とは別の方たち)
  • 昨年は前半の講義に時間を使ってしまい、後半がかけあしになったので、できるだけ後半の相談対応について手厚くやってほしい。

当日のようす

  • 対面の会場は、3人、3人、4人の3グループ
  • オンライン会場は6名参加
  • 9:00から16:00までメンタルヘルス研修が行われており、わたしの研修は2本めで16:30~18:30

講師所感

昨年同様、理解力のある受講者で、長時間の別の研修の後だったので疲労もあったと思うが、受講意欲は高いように感じました。

アンケートを見てあとでわかったのですが、前の研修で傾聴について触れられていたということです。
こちらの研修は1日に2本やるのが恒例のようで、関連するテーマの場合は、できればプログラムは主催者からもらっておけるといいと思いました。

ハイブリッド研修ですが、オンライン参加者への指示は基本的に主催者側で行ってもらえるので、講師はそれほど神経を使うことはありません。

今回は前半の基礎知識の部分をできるだけ短くしたいと努力しましたが、やはり限度がありますね。レジュメを読んですぐに理解できる受講者だという前提ですが、「レジュメに書いてあることは読み上げず、ポイントのみお話します」と宣言して始めたのはよかったと思います。

レジュメの最初にILOの定義を入れていますが、これは労働組合であるからで、他の研修では難しすぎるので使いません。そもそも日本では批准されていませんので。

レジュメで労組独自のものはそこくらいですが、講義の中では、受講者は「ハラスメント事案や、その対策について会社と交渉する」立場であるという前提でお話しています。

講義の中で、上司やおじさんたちをけっこうdis っていますが、受講者の表情を見ると「そんなことあるの?」という感じで、そんなにひどい上司に当たっていない雰囲気でした。非管理職の研修での共通の課題ですが、自分自身がハラスメントについての問題意識がない中でどう共感を得るかというのは、難しいと感じました。

カスハラについては、事前の打合せでどういう場面でカスハラが発生しているのか(保険給付の調査や支払いの場面)、労組としてどのように会社と交渉しているのか(各社課題には入ってきてるが、具体的にはわからない)というのは担当者に聞いていますが、そこはうまく講義に結びつけられず、一般的な言い方になってしまったのは反省点です。

マタハラについては、ほんとにさらーっとしか触れていませんが、「人員配置や業務分担の問題が根本にある」ということは入れるべきでした。(労組なのでなおさら)

傾聴の練習は3分だけでしたが、聞き手がしゃべりすぎることもなかったので、とくに注意する必要もなく、楽しくできたようです。

資料

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音声ファイル

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