第10回 正準会員勉強会「事業主の質問対応を一緒に考える勉強会」

この日は遅れてきた方もおり、全員ではありません。

概要

日時2024年6月11日 15:00~ 約1時間
テーマ事業主の質問対応を一緒に考える勉強会
参加人数9名
ファシリテーター/レポーター谷口(正会員)
記事作成李(正会員/共同代表)

レポートと議論

資料表紙のかわいいイラストも好評

レポーターの谷口会員から、いままで事業主や労働者から受けた質問の中から次の7つが出され、それぞれ回答や提案が示されました。

  • 年配の者は、今のハラスメントの風潮が窮屈で、これではコミュニケーションが取れないという。どのようにしてハラスメント防止意識を持たせるのがよいか?
  • どのような人が相談担当者に向いていると思いますか。
  • 中小企業は相談担当が役員となることが多いですが、問題はありますでしょうか。
  • ハラスメント、特にパワハラを気にし過ぎて、管理職が、適切な指導を行えていないことがよく見受けられます。対応のポイントを教えて欲しいです。
  • ハラスメントに慎重になりすぎて、指導ができなくなってきている。ハラスメントにならないよう配慮しつつも、うまく指導する為のコツを教えて欲しい。
  • 私(男性)は中途採用で総務経験者として採用されました。当初は仕事を頑張っていたのですが、私は、前職(大企業)での経験があるため、上司に意見を言ったことが原因で、重要な仕事をまわしてもらえなくなりました。(中略)その上司がハラスメント相談窓口なので、どこに相談していいかわかりません。
  • スピークアップ制度を拡充しているが一向に通報が無い。活性化のヒントがあれば教えて欲しい。

同じ社労士としての立場から、「あるある~」という声が多い中、参加者も「自分がその質問をされたらなんと回答するか」という視点で議論を行いました。

終了後、資料PDFがチャットワークにて共有され、参加できなかった方にも学びの一助になりました。

記事作成者の感想

社労士としてそれぞれの問の内容について、改めて考えるという、実践的な内容でした。

たいへん充実した資料を作成していただき、資料で谷口会員が提示された回答や提案も行き届いたものでしたが、別の視点からの意見を集めるというのは、新鮮で楽しく、なかなか聞けない内容だけに、勉強になりました。

事業主や人事労務担当者からの質問に回答するというのは、社労士として重要な仕事であり、適切な答をすぐに出せるようになるためには、日々勉強が欠かせません。
どのような点に目配りすればよいのか、ということも示されていて、とてもよい内容だと感じました。

今回は勉強会でテーマとして取り上げていただきましたが、SRCハラスメント防止研究会の正会員であれば、いつでも他の会員に相談できる体制があります。
「お客様からこのような質問があり、自分はこう答えたけれど、他の会員の皆さんだったらどう答えるか知りたい」という投稿は、いつでも歓迎です。

また、自分のテーマでレポーターやファシリテーターを行うことは、自分自身がいちばん勉強になります。
準会員の皆さんも含めて、レポーターやファシリテーターに積極的に取り組んでいただきたいと強く感じました。

社労士のみなさま、準会員になり勉強会に参加しませんか?

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SRCハラスメント防止研究会では、正会員と準会員を対象に、このような勉強会をおおむね2ヶ月に1回開催しています。
テーマは会員のみなさまが自由に決めていただき、日時も会員の都合を聞いて決定されます。
勉強会はオンラインで、全国から集まった仲間と意見交換することができます。

準会員の資格は、社会保険労務士であることだけ。
完全無料です。
ともにハラスメント防止について学びましょう。

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