もう迷わない! ステップバイステップで学ぶ ハラスメント相談担当者セミナー
「もう迷わない! ステップバイステップで学ぶ ハラスメント相談担当者セミナー」が2023年12月5日に、2時間にわたってオンラインで開催されました。
厚労省のセクハラ・パワハラ等の指針で、事実上設置が義務化されているハラスメント相談窓口。
ほとんどの会社に設置されているのですが、担当者は相談を受けるための準備も訓練もなく、困っている方が多数です。
そんなご担当者のため、そして、適切なハラスメント防止体制の構築のために、話の聴き方だけでなく、相談窓口に必要なすべてが含まれているセミナーをご提供しました。
また、当日ご参加いただけない方たちのために、講義のもようの録画をご提供し、すぐに使えるフォーマットを差し上げるなど、実際に役立つセミナーになっております。
プログラム
- ハラスメントの基礎知識
- ハラスメント相談とはなにか
- 「話す」導入の説明をする
- 「訊く」ハラスメントの事実を確認する
- 「聴く」相談者の信頼を得る
- 「意思確認」希望と開示範囲を確認する
- 「報告」わかりやすい報告書の作成
- 質疑応答
受講者のご感想
いただいたご感想を、短くまとめてご紹介しています。
ハラスメント相談対応のセミナーの講師をしたことがあるが、改めて体系的に学ぶ機会は大切だと感じた。
すんなり頭に入ってくる、いい(セミナーの)流れだと思った。
気づきがいろいろあり、非常に勉強になった。
相談窓口担当者としての研修を受けるのは初めてで、とても勉強になった。
自分は「中立の立場で話を聞く」ということに気をつけているが、判定しなければという気持ちが出てしまうことがあり、注意しなくてはならないと感じた。
また、相談後、担当者としては数日はあっという間だが、待っている相談者にとっては数日は長いというのは、ほんとうにそのとおりだと思った。
つらい話をするのに笑って話す方への対応や、要約の使い方等がたいへん参考になった。
息つくまもなくお話をされている方を、どこで止めようかと迷うときがあるので、いくつか自分の中でパターンを考えておくとよいと気づいた。
講師より
ご相談担当者に、相談を受けた際の研修を受けさせる、というのは、厚労省のハラスメント指針に、会社の対応の具体例のひとつとして出ていますが、そのような研修を実施している企業・団体は、なかなかないのが実態です。
各企業ごとに、数名の相談担当者のために研修を実施するというのは、難しいことも確かですので、ぜひ、今回のようなオープンセミナーをご利用いただければと思います。
また、今回は2時間すべて講義で、知識面を身に着けていただきましたが、さらに実践的に「相談への対応のしかた」のロールプレイを行うセミナーも準備しています。
ご興味がおありのかたは、ぜひお問合わせください。
講師プロフィール
李怜香
社会保険労務士 ハラスメント防止コンサルタント 産業カウンセラー 健康経営エキスパートアドバイザー
略歴
岐阜県生まれ。早稲田大学卒業。
1999年 社会保険労務士登録し、李社会保険労務士事務所(現 メンタルサポートろうむ)開業。
2011年 産業カウンセラー登録。
2012年 ハラスメント防止コンサルタント認定。公益財団法人21世紀職業財団ハラスメント防止客員講師に就任。
2013年~2019年 厚生労働省委託事業 パワハラ対策取組支援セミナーに登壇。
2016年~2017年 厚生労働省委託事業にて女性活躍推進アドバイザーとして活動。
2019年 健康経営エキスパートアドバイザー認定。
2020年 栃木県保健衛生事業団ハラスメント相談事業コンサルタントに就任。
2021年 厚生労働省委託事業 職場におけるハラスメント対策総合支援事業 派遣専門家として活動。
主な業務内容
・労務相談
・研修セミナー講師
・ハラスメント外部相談窓口
・ハラスメント事案に関するコンサルティング
・ハラスメント事案のヒアリング調査